三田矯正歯科ブログ

2018.03.20更新

寝たと思ったら、興奮しているのか1時間くらいで目が覚めてしまいます。せっかく目が覚めたので南十字星が昇る方角とは全く反対のニシ浜に出てみます。まだオリオン座と冬の天の川が見えていますが、都会ではこれだけオリオン座が右に傾くと建物の陰に隠れてしまうことが多く、見慣れない角度です。そしてサラサラした冬の天の川は、冬の大三角のほぼ真ん中を通るので、この時期・この時間帯では天の川が横たわっています。

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この天の川の遥か左に南十字星があって、さらにその左側に壮絶な天の川中心部があるのですが、まだ地球の反対側で数時間後に昇ってきます。ですので、まだ南十字星を見るには早いのですが、島の反対側に向けて出発します。もしも満点の星空に出会えたとしても波照間島では星が多すぎて、全天88星座の中で最も小さい星座である南十字星を探し出すのは困難で時間がかかるはずです。そのため南十字星が昇り始める1時間前に、昼間にも来た日本最南端の碑までママチャリを漕いでやってきました。道中、想像を絶する程の闇で、星撮りは慣れているつもりでも、ここまで暗い世界は初めてでした。到着してみれば、だいぶ雲が出てきてしまい星は数える程しか見えませんが、この時点から5時間以内に一瞬でも晴れれば良い訳ですから気長に待ちます。

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左の明かりは、おそらく石垣島の光を拾っていると思われます?小さく写っている建物は波照間島星空観測タワーです。F2.8,ISO5000で30秒露光しているので写っていますが、肉眼ではタワーはもちろんのこと明かりも見えませんでした。

 でも、さすがに雨に降られるとは思いませんでした。

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雨雲に覆われたけれども水平線あたりは雲がない。これは、見れるかもよ〜 と思っていたのですが。。。

 雨宿り出来る場所があったので30分くらい待機して、それでも止む気配がないので諦めてママチャリで宿を目指すと途中でまた星が見えて来たので慌てて戻ります。53歳の脚にはかなりキツイ状況です。そうこうしているうちに、すでに時刻は3時20分。空の高い部分に星が見え始めましたが、水平線あたりは厚い雲に覆われていて、もし見えたとしても既に45°くらい右に傾いてしまっているはず。

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可能性がある時間も残り40分となってしまいました。そしてさらに時は流れて4時20分。

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雲の上に天の川中心部すなわち夏の天の川出現です。こうなると、南十字星は遥か右にあって既に沈んでしまっているはずです。残念ですが、そもそも10回狙って1回見れるかどうかの日本国内での南十字星、見れなくて当然です。せっかくなので、夏の天の川を撮って宿泊先に帰ることにします。

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神奈川県内の真鶴辺りでも天の川を撮ることがありますが、これだけ天の川が横たわっていると水平線ギリギリの位置というイメージがありましたが、さすが日本最南端です。

もう1泊するので、明日は見れることを願います。日頃の行いが良いのか悪いのか、全てが暴かれるときでもあります。

 

南十字星を追いかけて(その3)に続く

 

 

投稿者: 三田矯正歯科医院 三田浩明

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