4月27日(土)は、平成最後の診療日でした。診療前のミーティングと朝の申し送りの為に昨晩から用意されている本日ご予約を頂いている患者さんのカルテをチェックしています。一番下にある方が、平成最後の患者さんになる予定でした。
しかし、19時のご予約を間違えて17時にご来院。大雨の影響か?たまたまキャンセルもあったので早めに診てあげることに。「平成最後の患者さんを放棄することになるけれど良いの?」と私が聞けば、顔を手で覆い「しまった〜!」と診療台からズリ落ちるノリの良い患者さん。平成最後の診療もお陰様で楽しく過ぎていきました。
さて平成最後の患者さんに繰り上がった?方の診療も終わり、長期天気予報を見てみると関東近辺では平成の間に晴れているのは今夜だけのようです。急いで自宅に帰り機材を車に積んで安全運転で真鶴半島名勝三ツ石まで。この季節は丁度日付が変わる頃、蠍座が夏の天の川中心部を引き連れて昇ってきます。この日は昼過ぎまで続いた強い雨が大気中の浮遊物が地上に落ちて絶好のコンディション。ここ三ツ石には数年に1度は星撮りに来ていますが、肉眼で天の川が見えたのは初めてです。名勝三ツ石の左側に天の川中心部と一際大きく見える星は木星です。
さらに1時間くらい待つと天の川が立ち上がってきて綺麗に見え始めます。到着時には見えなかった土星も左端に昇ってきています。
本当は、平成から令和に変わる瞬間を挟んで星の軌跡を撮りたかったのですが、天気が悪そうだったので今回4月27日の23時26分から4月28日の0時32分までの軌跡を撮りました。
でも、よくよく考えれば同じようなモノを平成から令和に変わる間に撮っていたとしても、どこまでが平成でどこからが令和か絶対にわからなかったと思います。