三田矯正歯科ブログ

2020.01.06更新

所属している日本臨床矯正歯科医会神奈川支部の広報委員会ではニューズレターを発行しているのですが、今回たまたま私が担当で原稿を書きました。せっかくなので、下記に貼り付けておきます。

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矯正歯科治療を始めるにあたって、多くの患者さんが不安を感じるのが治療中の痛みについてだと思います。
矯正歯科治療による痛みには主に2種類あります。


まずは装置が付いたことで、矯正歯科装置が頬や唇の内側あるいは舌とすれて、粘膜に傷や口内炎ができることに伴う痛みです。矯正歯科治療を始めて間もない頃はお口の中が装置に慣れていないため、痛みを強く感じやすいですが、装置には徐々に慣れてきます。また、痛みが強い時などには、リリーフワックス(ホワイトワックス、ホワイトシリコンなど)を矯正歯科医院でわけてもらって、粘膜に当たっている装置の上に張り付けて保護するなどの対処が可能です。


次に歯が動くことによる痛みがあります。これは多くの場合、はじめて矯正歯科装置をつけたときや、毎月の通院でワイヤーを調整した後に起こる痛みで、長い人だと1週間くらい続くこともありますが、ほとんどの場合3、4日間で消失します。痛みの程度は個人差が大きく、締めつけられるように痛くて食事をとることも難しいという人もいれば、ほとんど痛みを感じない人もいます。痛みが強いときは、噛み応えのある食べ物は食べにくいので、柔らかめのご飯や煮物、スープや栄養ドリンクなどを召し上がっていただくと良いでしょう。


このように矯正歯科治療には大なり小なりの痛みがつきものですが、歯が動いていく過程での痛みなので、少しの我慢の先には安定した綺麗な歯並びと良い咬み合せが待っているのです。

投稿者: 三田矯正歯科医院 三田浩明

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