三田矯正歯科ブログ

2018.02.22更新

桃太郎のいる風景ということで、人生初の岡山です。

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 旅行ではなく、学会です。第45回 日本臨床矯正歯科医会大会 岡山大会でした。

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学会中の写真が1枚しか無いのは集中して講演を拝聴していたからな訳でして、講演が終わり会場のホテルグランヴィア岡山から外を見てみると、夜景観光好きには良い時間が始まっているので少しだけ観光に。

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岡山で夜の観光と言ったら、やはり美観地区ですね。電車に乗って倉敷まで移動です。よくポスターとかに写っている右の建物は残念ながら工事中でしたが、なかなか風情のある景色が楽しめました。

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 岡山に戻って、夜の岡山城も程良いライトアップで綺麗です。

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そして岡山駅前には路面電車(岡山電気軌道)が走っていまして、個人的にはとても惹かれてしまいました。

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因みにこの路面電車、路線の総延長4.8kmと日本で最も短い路面電車でもあります。

 (写真に偏りはありますが)学会のお勉強と夜の観光を満喫できたので、明日からまた診療頑張れます!

投稿者: 三田矯正歯科医院 三田浩明

2018.02.03更新

母校出身者で神奈川県内で開業している歯科医師の集まりがあったので昨年に続き出席してきました。

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元々は、同窓会の仕事を熱心にされれいる先生方同士の新年会的な感じで毎年開催されていたようですが、昨年から私のような平民会員も誘ってみよう!といった感じに変わったようで、学生時代お世話になった先輩から、半ば脅しのように参加を促されて出席しました。

行ってみれば、それこそ同じ県内で開業していながら、卒業以来会ったこともなかったような先輩、同級生、後輩たちと昔話に花が咲きとても楽しかったので今年も参加した次第です。

でも、私は酒は飲めますけれど飲みません。2次会も誘われても行きません。

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趣味の写真撮影はマニュアルでピント合わせするので、お酒が入ってしまうとダメなんですね(しかも、星の軌跡とか1時間以上その場から動けないのでトイレが近くなる行為はもってのほかです)。

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運河パークに沈むオリオン

 普段、趣味のためだけに出かけることは時間的に困難なので、こんな機会があれば天気を気にしながら有効活用させてもらっています。

投稿者: 三田矯正歯科医院 三田浩明

2018.02.01更新

従来、矯正装置(ブラケット)の装着方法は、1歯1歯患者さんの歯を見ながら直接接着する方法=DBS(ダイレクトボンディングシステム)でした。歯の軸(歯根の方向)を考えながら正確な位置付けをするには、患者さんが1時間近くも開口状態でいる必要があり負担が大きくなってしまいます。また奥歯では歯の正面から歯の軸を見ることは不可能で、ある程度勘に頼った装着法でありました。

 

一方IDBシステム(インダイレクトボンディングシステム)は患者さんの歯の模型を用いて多角的に観察し、レントゲンなどで歯の根の方向も確認して位置付けをしていきます。模型上でブラケットを仮着していくため何度でもやり直すことが出来るため、より正確な位置付けが可能です。

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レントゲン写真で歯の根の方向も確認しながら装置(ブラケット)を装着する位置を決め、模型にラインを引いていきます。

当院では各種あるIDBシステムの中からコモンベースシステムを採用しています。

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実際の口腔内では見えない方向などからもよく検討して装置(ブラケット)を模型に正確に仮着していきます。

そして模型上で仮着したブラケットに透明な移送トレー(レジンベース)を作製して患者さんの口腔内に装着(接着)していきます。正確な位置決めにより精度の高く効率的な治療を患者さんに御提供できるシステムです。

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模型上で仮着した装置(ブラケット)にレジンベースを作成します。今回は写真で見えやすいようにピンク色で作成しています。レジンベースが硬化したら取り外し、患者さんの歯に装着します。装着後、レジンベースは撤去可能です。

 

 このコモンベースの作成に関しては技工所での作業ではなく、院長自らが責任をもって計測・仮着・作成まで行なっており、この際にもサージテルという拡大鏡を使用して精密な位置付けを心掛けております。

 

 

投稿者: 三田矯正歯科医院 三田浩明

2018.01.31更新

皆様は皆既月食見れましたでしょうか?

 私は診療後には歯科医師会の理事会があるし、夜は曇ると思っていたので全く準備していませんでした。理事会が終わり、医院に戻る途中で空を見上げると、ちょうど月食が始まったばかりで、見てしまえばやっぱり撮りたくなります。慌てて医院の駐車場に三脚をセットした時点(いざという時すぐにセッティング出来るよう、医院にも自宅にも三脚がありますが何か?)ではすでに皆既月食真っ最中だったので、真っ暗でピントが合っているのか合っていないのか全然わかりませんでしたが、一応記録に残すことができました。

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月が暗くなったため周りの星も写っていますね。

 

本当は風景と一緒に撮れたら良かったのですが、こんな感じで(;^_^A

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長生きして、次の機会に狙ってみます。

 

 

 

 

投稿者: 三田矯正歯科医院 三田浩明

2018.01.23更新

大雪の予報が出ていたので、昨晩は医院に泊まりました。朝起きて、早速駐車場の雪かき開始です。

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以前の駐車場は離れた場所にあって、駐車場入り口から当院の駐車Spaceまで距離もあったので、いざ雪かきとなると膨大な量の雪を排除しなければならなくて途方に暮れてしまうことも多々ありました。

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数年前の旧駐車場。個人でどうにかできる量ではなく立ち尽くすことしか出来なっかた。。。

 

今回は比較的楽です。前の道路は、割と交通量が多いので溶けているし、駐車場の後方SPACEは屋根の関係で積もっていないし、という訳で、10分もあれば半分終わり、

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 最後は雪だるまを作る精神的余裕すらありました。

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美的センスは感じられないけど。

投稿者: 三田矯正歯科医院 三田浩明

2018.01.18更新

本日は休診日でしたが、院長は目黒で開催されたマウスピース型カスタム矯正歯科装置のセミナーに参加してきました。

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このプログラムは11回のセミナーで構成されており、月によってはオンラインセミナー、ときには今回のようにDr.が集まって講演を拝聴したり自分の症例を発表したりと充実したプログラムです。マウスピース型カスタム矯正歯科装置は成人の症例のみに対応でしたが、これを10代の患者さんにも対応できるように技術が進んでいます。その技術の進歩に置いていかれないよう、日々学んでいかなければなりません。

 

院長がマウスピース型カスタム矯正歯科装置のセミナーに参加していた同じ時間帯に、副院長と当院の歯科衛生士5名は、日本臨床矯正歯科医会神奈川支部主催のスタッフセミナーに参加していました。テーマは「私のMFTへの取り組み 〜楽しいMFTのすすめ〜」でした。MFTとはOral Myofunctional Thrapyの略で、口腔筋機能療法のことです。わかりにくいですね。

以下、口腔筋機能療法学会の公式ホームページからそのまま引用すると

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歯並びや咬み合わせの形成には、遺伝だけでなく幼少期の生活習慣や癖なども大きな影響を及ぼしています。舌突出癖や指しゃぶりが開咬や上顎前突を招くほか、アレルギー性鼻炎などによる口呼吸の習慣が、お口周りの筋肉の弛緩につながることもあります。口腔筋機能療法(MFT)は、こうした後天的な筋肉の不調和を舌や口唇、頬などの口腔顔面筋のトレーニングをとおして整えていく療法です。咀嚼時、嚥下時、発音時、安静時の舌や唇の位置の改善、および呼吸をはじめとした口腔機能の改善が期待できます。

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歯列は、外側からの口唇や頬からの力と、内側からの舌の力に影響を受けています。外側からの力と内側からの力が正しいバランスであれば、歯列は正しい位置に並び上下の歯はしっかり咬み合います。口唇の力が弱いと、舌の力に押されて前歯は飛び出してしまいます。あまり咬まなくても飲み込める食事、アレルギー性鼻炎など、現代社会では、正常なお子様の正常な口腔周囲筋が育ちにくい環境にあると言えます。バランスの悪い口腔周囲筋や悪習癖を残したまま矯正治療を行っても思うように歯が動かなかったり、やっと矯正が終わっても後戻りを起こしてしまいます。

写真は唇と頬の筋肉を使って風船を膨らませる練習です。

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自分たちが出来ないことを患者さんに指導することは出来ないので練習している訳ですが、あまりにも真剣な表情過ぎるので、目線入れておきました。

 

 

投稿者: 三田矯正歯科医院 三田浩明

2017.12.03更新

【矯正歯科治療は必ず歯を抜くわけではありません】

 

まず知って頂きたいことは、我々矯正歯科医は無条件に抜歯をして矯正歯科治療をしている訳ではありません。まずは抜かないで治療可能かどうか検査データを基に十分検討します。私たちも出来れば抜歯しないで治れば良いと考えております。『抜歯をしない』それ自体がメリットであるからです。

 

しかし、凸凹の歯を並べたり、出ている前歯を後ろに引っ込めたりするにはSpaceが必要です。そのSpaceを作るために抜歯で得られた隙間を利用する訳ですが、抜歯以外でSpaceを作る方法としては、

(1)奥歯を後方に移動させる

(2)歯列を側方に拡大する

(3)歯のサイズを小さくする

等が考えられ、それぞれ条件が揃わないと出来ない場合もあります。また、2通り以上の方法を組み合わせる場合もありますが、それでもSpaceが足りない場合、無理に並べれば前歯が前方に傾斜して、口元が突出してしまいます。

(2)に関しては成長期であれば可能ですが、成人になってしまうと難しくなります。また、下顎の成長が悪いために前歯が出て見えるようなケースでは、成長を上手く利用することにより抜かないで治療できる場合が増えます。

 

<抜かないで治せるか、最初に以下のことを検討します>

(1)奥歯を後方に移動させる

上下左右の一番奥の歯を後方に移動させることが可能か検討します。奥歯の後方にある骨の長さが短い場合には後方への移動は行えません。横顔のレントゲン写真で計測して判断します。また親知らずがあれば、これを抜かなければ後方移動の妨げになってしまいます。

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左図:奥歯から順番に一本ずつ後方に移動させていくので期間を要します。

右図:奥歯の後方にある骨の長さを計測します。骨の奥行きが短い場合には奥歯の後方移動は行えません。残念ながら白人と違い、日本人ではこの奥行きが長い人はそれほど多くはありません。

 

(2)歯列を側方に拡大する

歯列自体の側方への拡大を考えます。しかし無理に歯列を拡大すると歯を支えている骨から歯の根が飛び出してしまい、咬み合わせもかえって悪くなってしまいます。また治療後に後戻りを起こしやすくなります。

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これも正面からのレントゲン写真で、歯列の幅を広げることが可能かどうか計測して判断します。

 

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無理な歯列の拡大を行うと、骨の幅の中で歯が外側に傾くだけです。支えている骨から歯は飛び出し、上下の歯が咬み合う面積はかえって少なくなってしまいます。

 

(3)歯のサイズを小さくする

つまり歯を削るということです。歯の表面は硬いエナメル質で出来ており、両端を0.4mm程度までなら削っても問題ありません。この方法で得られる隙間は、抜歯をして得られる隙間よりは少ないので、凸凹の量が多い場合には使用出来ません。また歯の形が細長い場合には、さらに細くなってしまうので、見た目の面からも行わない方が無難です。

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 (4)主には上記3つの方法で得られた隙間を利用して歯を並べ替えていきますが、それでもなお凸凹が並びきれず、歯を抜かないで治療するとすれば、前歯を前に出すしかありません。矯正歯科学的には、歯は単に並んでいれば良いという訳ではなく、顔面(横顔)の中で何処に前歯が存在するか、上下の顎の骨に対して、どのような角度で並んでいるかが重要です。もちろんピッタリ何mmとか何度とか決まっている訳ではなく、ある程度の許容範囲があり、その中で前方へ出すということになります。

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上の写真の方の場合は、上顎と下顎を結ぶ基準線(Md 1 to A-pog.)から、下の前歯が9mmの位置に存在しています。理想値は3mmなので、理想値まで改善するには抜歯をして隙間を作ることが無難です。但し、「必ず理想値まで移動しないといけない」という訳ではなく、理想値より+2mmのMd to A-pog.=5mmまでの改善が歯を抜かずに達成できるのであれば、抜かない矯正も検討します。このような場合には、どこまで治るかを十分シュミレーションしたうえで、患者さんと相談して決定していきます。

 

<抜いた場合と抜かない場合では、治り方が違います>

単に「歯を抜く矯正法と歯を抜かない矯正法のどちらを選びますか?と言われれば、当然「歯を抜かない矯正」を選択するでしょう。ただ歯を並べるだけで良いのなら、殆どのケースで抜かない矯正治療は可能です。但し、歯を抜く矯正法と歯を抜かない矯正法では同じ治り方にはなりません。同じように治るなら当然抜かないで治療します。三田矯正歯科医院のスタンスとしては、条件が整えば抜かない矯正治療を心がけておりますが、「抜かないで治療できるケースは抜かず、抜くべきケースでは抜く」というスタンダードな治療方針で行なっております。

 

<どうしても抜きたくない>

近年、歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療で、奥歯を後方に移動させる方法があります。歯茎に小さなスクリューを埋入して、それを土台に歯を移動させるため、従来では抜歯が必要であったケースでも、抜かないで治せるケースが増えています。また、従来のWIREを用いた矯正治療法ではなくマウスピース型カスタム矯正歯科装置で治療可能な場合には特有の歯の移動方式から、従来では抜歯が必要であったケースでも、抜かないで治せるケースが増えています。それでも、これらの方法を用いれば全ての症状で歯を抜かずに治療できる訳ではありません。あらゆる方法を検討しても歯を抜く矯正が必要と判断され、患者さんがどうしても抜きたくないという場合には、矯正治療を行わないことも検討します。

 

 

 

投稿者: 三田矯正歯科医院 三田浩明

2017.11.09更新

本日は日本臨床矯正歯科医会神奈川支部主催の若手Dr.向けセミナーに参加してきました。私は53歳で若手と呼ぶには少しだけ歳をとっていますが、本会の専務理事なので主催者側の立場で出席しました。

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 講演内容は”プリアジャステッド アプライアンスを用いた矯正症例ー 特にMcLaughlinシステムによる症例を中心に。”で、講師は本会会員のN先生でした。

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 拝聴してみれば、若手と呼ぶにはかなり苦しい私が聞いてもタメになるお話しばかりで、とても勉強になりました。

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セミナー後は東京に移動です。11月になって、だいぶ空気が澄んできました。そうなってくると、都会でも星が煌きはじめます。

今シーズンの都市星景初撮りは皇居でした。

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 もっと長時間撮り続けることができれば、当然星の軌跡は長くなりますが、この後予定があります。

 

今夜は日本成人矯正歯科学会の秋季セミナーでした。テーマは『Angle Class Ⅲ症例の攻略法』つまり、成人骨格性反対咬合の非外科的矯正治療の考え方で、講師の先生によって考え方も治療法も異なり興味深かったです。

実は今回の講師の先生は、普段から仲良くさせて頂いている木更津のA先生と最近お世話になることが多い広尾のK先生でした。

会場に来ていた副院長が日頃お世話になっている女性陣と講師の先生方とで記念撮影。

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私が1時間くらいかけて撮影した写真よりも、1/50秒くらいで撮った女性陣がいる写真の方が煌めいて見えます。

投稿者: 三田矯正歯科医院 三田浩明

2017.11.03更新

泉区歴史研究会という会が発足したようで、勉強大好きな私は連休を利用して参加してきました。朝かなり早い新幹線に乗って、まずは大阪新世界へ。

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大阪は学会などの関係で何度も来ていますが、新世界は初めて、まして通天閣に登ったのも初めてでした。

次は大阪城。

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ここでたっぷり歴史を勉強した後、本日のお宿がある兵庫県赤穂温泉へ。丁度夕日が沈む時間に到着し、瀬戸内に沈む夕日を見たのも初めての経験でした。

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翌日は姫路城。小学校と高校の時に来ていますが、やはり1日では全部を見ることはできませんでした。

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そして、この方向から撮るのが一番美しいと聞いたのですが、逆光でしたね。

 

今回の泉区歴史研究会は、昨年までは泉区歯科医師会支部旅行という名称でしたが、私はなかなか参加することが出来ませんでした。大抵の場合、日本矯正歯科学会大会と同月の開催になることが多く、同月に何日も診療を休む訳にはいかないからです。今年は、定休日と祝日の関係で連休となるところと会が重なり参加することが出来ました。

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歴史の勉強も面白かったですが、普段虫歯の治療などで連携させて頂いている会員の先生方と診療に関する考え方など、色々と本音で話すことが出来て有意義な2日間となりました。

投稿者: 三田矯正歯科医院 三田浩明

2017.10.19更新

北の大地にあるお店にて、前菜からして牡蠣・北海シマエビ・真鱈の白子・ウニ・タラバ蟹の外子・イバラ蟹の内子・活ナマコ。

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 その後、(副院長の顔より大きい)タラバ蟹のフルコースパフォーマンス。

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 あ、遊びに来ている訳ではありません。

第76回 日本矯正歯科学会学術大会が札幌で開催されています。

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 翌日は、札幌出身の先生に誘って頂いた日本各地の矯正歯科医が某お店に集まり、数に限りあるラム肉の争奪戦を繰り広げました。

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 もちろん、学会会場で講演も(後方の席で)拝聴しております。

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特に臨床セミナー1において「埋伏歯の診断と治療」をテーマに基礎編として北海道医療大学特任教授の飯田順一先生が「埋伏歯の診断と治療の背景」と題して講演され、統計的なデータを沢山出して頂けたので、患者さんへの説明に役立たせることが出来そうです。最近、犬歯(前から数えて3番目の歯)が生えて来ないで側切歯(前から数えて2番目の歯)の歯根にHITしてしまい根を溶かしてしまうケースが以前よりも断然増えています。その際に、乳歯の犬歯を早めに抜歯すると犬歯の位置が修正され(綺麗にとはいかなくとも)側切歯の歯根を溶かさずに生えてきてくれることが出来る場合が増えます。ただ、臨床的感覚や同業者との雑談のなかで感触的にそういう傾向は掴めていたのですが、研究結果のデータは把握していなかったので、とても助かりました。

沢山食べて学んだので、明日からの診療をまた頑張れそうです。

 

 

投稿者: 三田矯正歯科医院 三田浩明

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